50. Luminous Orange – luminousorangesuperplastic
【 205点 / 9票 】
国産シューゲイザーのレジェンド、ルミナス・オレンジによる99年リリースのミニアルバム。Pale Saintsを想起させる不穏なコードと変則的な楽曲構成が今聴いても新鮮。名曲「Walkblind」収録。なお、CDのシュリンクには向井秀徳とAll Natural Lemon and Lime FlavorsのMercのコメントが載ったシールが貼られている。(對馬)
Label – Cream Cone Records
Release – 1999/02/16
49. Fleeting Joys – Speeding Away to Someday
【 207点 / 12票 】
MBVフォロワーとして絶大な支持を誇るUSのローリング夫婦によるユニット、フリーティング・ジョイスの覚醒の3rdアルバム。約10年の沈黙を破りMBVよりもMBVらしいサウンドで完全復活を印象付けた。2021年には変化球の新作もリリース。(對馬)
Label – only forever recordings
Release – 2019/07/12
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48. Cocteau Twins – Head Over Heels
【 209点 / 9票 】
UKスコットランドを拠点に活動した元祖ドリーム・ポップ・バンドによる2ndアルバム。最初期のポスト・パンク的なゴシック性からそれ以降の歌の洗練の丁度中間に位置する、ゴシックなアトモスフィアやエセリアルな音響、ブルガリア声楽由来のリチュアルで美しい歌唱が展開される名作。境界線を引かれていたものの統合であるからこそ現代的であり、起点となったのだろう。(鴉鷺)
Label – 4AD
Release – 1983/10/24
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47. Medicine – Shot Forth Self Living
【 210点 / 14票 】
USサンフランシスコ発、一度解散するも現在までコンスタントに活動を続けるバンド、メディスンの1stアルバム。吹き荒ぶメタリックな高音ギター・ノイズが鉄風の如く身を削る強烈な1枚。無機質なビートの上でギターが唸る「Aruca」など、USシューゲイザーの極致とでも言うべき作品だろうか。(對馬)
Label – Def American
Release – 1992/09/15
45. Lilys – In the Presence of Nothing
【 220点 / 10票 】
USフィラデルフィア、カート・ヒーズリー率いるリリーズの1stアルバム。90年代においてUKからUSに伝播する過程で、よりドラッギーに変異したシューゲイズ・サウンドを克明に記録した名盤。アブストラクトな音像やヴォーカルなどはMy Bloody Valentineからの影響も色濃い。(對馬)
Label – Slumberland / SpinART
Release – 1992/09/??
45. 揺らぎ – For you, Adoroid it but soft
【 220点 / 12票 】
滋賀発、アトモスフェリックなサウンドとウィスパー・ヴォイスでシーンを席巻する揺らぎの1stフルアルバムが早くもランクイン。エモ〜スロウコアなど多彩なアプローチや外部とのコラボなどを通し、シューゲイズの先の豊かな表現力を印象付けた。(對馬)
Label – FLAKE SOUNDS
Release – 2021/06/30
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44. THE NOVEMBERS – Hallelujah
【 221点 / 11票 】
壮大な構築美と緻密なサウンド・プロダクションでシューゲイズ・ファンから厚い支持を集め、最高傑作との呼び声も高い6thアルバム。ラスト2曲「あなたを愛したい」「いこうよ」の流れは息を呑むほど美しい。結成11年目の作品で、偶然か必然か得票数も11でランクイン。(對馬)
Label – MAGNIPH / MERZ
Release – 2016/09/21
43. Luminous Orange – Drop You Vivid Colours
【 222点 / 12票 】
50位に続き、2002年発表の4thアルバムがランクイン。Pale Saints譲りのメロディとギター・ノイズは本作でも健在。同年解散を発表したナンバーガールの中尾憲太郎とアヒトイナザワが参加しているのも人気の要因か。(對馬)
Label – Tone Vendor
Release – 2002/11/25
42. Ulrich Schnauss – A Strangely Isolated Place
【 228点 / 11票 】
ドイツ・キール出身のソロ・アーティスト、ウルリッヒ・シュナウスの2ndアルバムにして、エレクトロ・シューゲイザーを代表する名作。天上的な浮遊感と全てを包み込み浄化するかのような珠玉のサウンドが胸を打つ。ちなみに、多数のコラボ作品やリミックスも手掛ける他、一時期はTangerine Dreamのメンバーとしても活躍した。(對馬)
Label – City Centre Offices / Domino
Release – 2003/06/09
41. My Bloody Valentine – EP’s 1988-1991
【 232点 / 10票 】
シングルやレアトラック含むアルバム未収録曲をコンパイルし、MBVの表情豊かな側面を楽しめる編集盤。バンドが決定的な転換を迎えた名曲「You Made Me Realise」や「Glider」のフル・バージョンなどを収録。(對馬)
Label – Sony / Domino
Release – 2012/05/04
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40. Asobi Seksu – Citrus
【 233点 / 15票 】
ニューゲイザーを代表するNYのドリームポップ・バンド、アソビ・セクスの2ndアルバムにして最高傑作。日本人女性のYuki Chikudateによる流麗なハイトーン・ヴォイスや、「Red Sea」に顕著なめくるめく轟音ギターは、後のアジアン・インディー/シューゲイザーの布石とも聴き取れる。日本語のバンド名や歌詞、アートワークなども相まって日本での人気も高い。(對馬)
Label – Friendly Fire
Release – 2006/05/30
39. Astrobrite – Whitenoiseuperstar
【 236点 / 14票 】
スコット・コルツによるバンド・プロジェクトの2007年リリース作。耳を突き刺す強烈なノイズと、その中で揺らめくヴォーカルが鮮烈な印象を残す、Astrobriteとしてのキャリアを代表する1枚。COALTAR OF THE DEEPERSのNARASAKIもギターで参加。(對馬)
Label – Vinyl Junkie Recordings / wavertone
Release – 2007/04/11
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38. My Vitriol – Finelines
【 237点 / 13票 】
ロンドン発、ヘヴィー・シューゲイザーの先駆的存在とも言えるバンド、マイ・ヴィトリオールの1stアルバム。疾走するUS由来の強靭なアンサンブルとメロディアスなヴォーカルは、スタジアム級のスケール感を放つ。(對馬)
Label – Infectious Music
Release – 2001/03/05
37. The Verve – A Storm in Heaven
【 240点 / 11票 】
後にブリットポップ・シーンにおいて「Bitter Sweet Symphony」を大ヒットさせた、UKウィガン発のバンド、ヴァーヴの1stアルバム。オリジナル・シューゲイザーの残り香を大量に吸い込んだサイケデリックな音像が、夢幻的な浮遊感を生み出す隠れた名盤。(對馬)
Label – Vernon Yard / Hut
Release – 1993/06/21
35. Rocketship – A Certain Smile, a Certain Sadness
【 250点 / 12票 】
Slumberlandを代表するUSサクラメントのバンド、ロケットシップの1stアルバム。チープでかわいらしいサウンドはThe Pains of Being Pure at Heartやcattleなども受け継ぎ、現在のインディー・ロックにおいても影響力は絶大。2019年には新作も発表した。(對馬)
Label – Slumberland
Release – 1996/02/13
35. Fleeting Joys – Despondent Transponder
【 250点 / 18票 】
49位に続き1stもランクイン。MBVよりもMBVらしいという形容はこの1枚、そして冒頭の「The Breakup」から。しかしMBVのスタイルを継承/追求しつつも既にこの時点でオリジナリティを獲得しているのは、このバンドが稀有な存在の証拠であろう。(對馬)
Label – only forever recordings
Release – 2006/04/16
34. M83 – Before the Dawn Heals Us
【 260点 / 16票 】
フランスのソロ・プロジェクトによる3rdアルバムが、95位から大きく躍進してランクイン。どこか哀しくも時に激しく、そして何より美しい電子音の調べが胸を打つ、キャリアを代表する1枚。夜の静寂へと溶け込んでいくサウンド・スケープ。(對馬)
Label – Gooom / Mute
Release – 2005/01/24
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33. きのこ帝国 – eureka
【 263点 / 12票 】
衝撃のポエトリー・シューゲイズ「夜鷹」から幕を開ける、きのこ帝国の2ndアルバム。暴れ回る狂気を無理やり飼い慣らそうとする危うさと、ある種の諦念が強烈な求心力を放つ、今なお人気の根強い1枚。(對馬)
Label – UK.PROJECT
Release – 2013/02/06
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32. Adorable – Against Perfection
【 266点 / 14票 】
UKコヴェントリーのバンド、アドラブルによる1stアルバム。1993年にリリースされ、時代的にもブリットポップの波にかき消された不遇の作品だが、ネオサイケやネオグラムの耽美さとシューゲイザーを繋ぐミッシングリンクとして再評価されるべき1枚。(對馬)
Label – Creation
Release – 1993/03/01
31. Deafheaven – Sunbather
【 269点 / 14票 】
サンフランシスコ発の5人組、デフヘヴンによる名作2ndアルバムにして、ブラックメタルとシューゲイザーを融合させたブラックゲイズの金字塔。淡いピンクカラーのジャケットなどヴィジュアル面でも掟破りな1枚。2021年リリースの新作ではデスヴォイスをほぼ封印するなど新境地を開拓した。(對馬)
Label – Deathwish
Release – 2013/06/11
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30. 揺らぎ – Still Dreaming, Still Deafening
【 270点 / 15票 】
2018年リリース、初の全国流通盤でもあるEP。『nightlife EP』の頃の青さを残しつつ、既に貫禄すら見える。静と動を行き来するコントラストが美しいアンサンブルとエンジェリックなヴォーカルで、バンドの評価を不動のものにした出世作。(對馬)
Label – FLAKE SOUNDS
Release – 2018/08/08
29. 羊文学 – POWERS
【 272点 / 15票 】
3人組オルタナティヴ・ロック・バンド、2020年リリースのメジャー1stアルバムが早くもランクイン。felicity時代の精神性をそのままに、むしろ先鋭化したとさえ思えるサウンドがシューゲイズ・ファンからの支持も厚い。美しいアウトロが印象的な名曲「砂漠のきみへ」収録。(對馬)
Label – F.C.L.S.
Release – 2020/12/09
28. Ringo Deathstarr – Colour Trip
【 278点 / 17票 】
USテキサスを拠点に活動するシューゲイザー・バンドの1stアルバム。轟音と審美性、そしてインディー・ロック以降のポップネス、というニューゲイザーの一つの方向性において、金字塔と言える名作。現在もライブで演奏される名曲「Kaleidoscope」や瞑想性を感じさせる「Two Girls」など、珠玉の楽曲が並ぶ。(鴉鷺)
Label – Club AC30 / Vinyl Junkie Recordings
Release – 2011/02/14
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27. The Radio Dept. – Lesser Matters
【 299点 / 18票 】
スウェディッシュ・シューゲイズ・ポップの名盤であり、ニューゲイザーを象徴する記念すべき1stアルバム。北欧特有の澄んだ空気をまとった、ポップでありながらもドリーミーで寂寥感溢れる音像が儚くも美しい。(對馬)
Label – Labrador / Shelflife
Release – 2003/03/04
26. Kraus – Path
【 305点 / 14票 】
USテキサスを拠点に活動するソロ・シューゲイザー・プロジェクトによる2ndアルバム。明らかに規格から外れたサウンドの強靭さやユーフォリックでありつつ美しい向こう側を幻視させる優れた作品。Xinli Supreme以降のソロ・シューゲイザーにおける一つの到達点と言えるだろう。(鴉鷺)
Label – Terrible Records
Release – 2018/03/09
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25. スピッツ – 名前をつけてやる
【 314点 / 14票 】
後の国民的ロック・バンドが、“Ride歌謡”を志向したという2ndアルバム。海外とリアルタイムで呼応したサウンドとポップなメロディ、そして既に完成された白昼夢のような詩世界で初期を代表する名盤。スピッツのシューゲイザーといえばこの1枚か。(對馬)
Label – ポリドール
Release – 1991/11/25
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24. Deerhunter – Microcastle
【 319点 / 15票 】
USアトランタのバンドによる3rdアルバムが、54位に次いでランクイン。彼らの持ち味である捻じれと調和を反復するような楽曲や、ユーフォリックな美しさと不安に包まれたマインドを行き来する美しいドリームポップとしての完成度は、この作品で一つのピークを迎えている。彼らのディスコグラフィーを代表する名盤。(鴉鷺)
Label – 4AD
Release – 2008/08/19
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23. Drop Nineteens – Delaware
【 354点 / 18票 】
90年代のUSシューゲイズ・シーンを代表する5人組、ドロップ・ナインティーンズの1stアルバム。海を渡ってきたUKシューゲイズとUSオルタナのマリアージュとでも言うべき名作だが、まさかのストリーミング未配信。なお、2022年に入って活動を再開した模様。新作への期待も高まる。(對馬)
Label – Caroline / Hut
Release – 1992/06/19
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22. Slowdive – Slowdive
【 388点 / 18票 】
UKレディングのオリジナル・シューゲイザー・バンドによる4thアルバムであり、再結成後の1作目。初期から一貫して貫かれている漂白されたサウンドやコントラストが淡い楽曲展開、そして『Pygmalion』以降の美しいアンビエンス、というシューゲイザーとしての優れた要素を全て抱える名作。「Falling Ashes」が白眉。(鴉鷺)
Label – Dead Oceans
Release – 2017/05/05
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21. DIIV – Deceiver
【 391点 / 22票 】
ザカリー・コール・スミスが薬物依存の治療を終え、前作より3年ぶりにリリースされた会心の3rdアルバム。My Bloody ValentineやNine Inch Nailsを手掛けるエンジニア、Sonny Diperriをプロデュースに迎え、キャリア史上最もシューゲイズした轟音を携えてカムバックを果たした。これで3枚のアルバムが全てランクイン。(對馬)
Label – Captured Tracks
Release – 2019/10/14
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20. Guitar – Sunkissed
【 394点 / 22票 】
ドイツのミハエル・ルックナーによるソロ・プロジェクト、ギターのデビュー作。My Bloody Valentine「Soon」のその先を描いたようなサウンド・スケープで、エレクトロ・シューゲイザーの金字塔として今なお燦然と輝く。ヴォーカルには日本人アーティスト、ayako akashibaをフィーチャー。(對馬)
Label – Morr Music
Release – 2002/11/04
関連記事: Guitar – Sunkissed(2002)
19. Ride – Going Blank Again
【 395点 / 19票 】
オリジナル・シューゲイザーのレジェンドが放った2ndアルバムは、既にシューゲイズ的なサウンドからは離れつつあるものだった。とはいえ完成度としては1st以上で、よりカラフルかつ熟成されたアプローチで根強い人気を誇る。「Leave Them All Behind」は永遠の名曲。(對馬)
Label – Creation
Release – 1992/03/09
18. COALTAR OF THE DEEPERS – NO THANK YOU
【 397点 / 17票 】
NARASAKI率いるディーパーズを代表する、2021年で20周年を迎えた4thアルバム。現キュビノワのイチマキが在籍。ヘヴィーな轟音とポップネスの対比が美しいミクスチャー・シューゲイズの名盤として不動の人気を誇る。My Bloody Valentine「Sueisfine」のカバー(シークレット・トラック)も強烈。(對馬)
Label – MUSIC MINE
Release – 2001/05/23
17. きのこ帝国 – 渦になる
【 400点 / 19票 】
儚くも芯のあるヴォーカルと目が覚めるような轟音ギターで鮮烈なデビューを飾った1stアルバム。テン年代におけるシューゲイズ・アルバムの一つの完成形として、その後のシーンに絶大な影響を与え続けている。(對馬)
Label – UK.PROJECT
Release – 2012/05/09
関連記事: きのこ帝国 – 渦になる(2012)
16. Curve – Doppelganger
【 408点 / 22票 】
ロンドン出身の男女デュオによる1stアルバム。シューゲイザーとダンス・ビートの最初期の融合であり、例えばLoveblindのようなバンドの原点。大名曲「Already Yours」からゴシックに対するシューゲイザーの回答「Horror Head」、そして現行シーンから見ても美しいラスト「Sandpit」までノンストップの名盤。ディーン・ガルシアは娘とSPC ECOを結成し活動中。(鴉鷺)
Label – Anxious / Charisma
Release – 1992/03/09
15. The Pains of Being Pure at Heart – The Pains of Being Pure at Heart
【 426点 / 24票 】
NYで結成され2019年に解散したインディー・ロック・バンドの1stアルバム。それ以降はインディー・ロック的な気風に沿って変貌を続ける作風の中で、最も強くインディー・ポップ/ドリームポップ的意匠が顕れた名作。ティーンネイジャーのアゴニーとエレジー、ポップで美しい楽曲という分裂した名曲「A Teenager In Love」は必聴。(鴉鷺)
Label – Slumberland
Release – 2009/02/03
14. Cocteau Twins – Heaven or Las Vegas
【 443点 / 23票 】
UKスコットランドのドリームポップ・バンドによる6thアルバム。エリザベス・フレイザーのヴォーカル、ロビン・ガスリーのギター・ワーク共に最高到達点を迎えた傑作。48位に続き本作がバンドの最高位にランクインということを踏まえると、今日に至るまで確固たる評価を得ていることが窺える。(對馬)
Label – 4AD
Release – 1990/09/17
13. きのこ帝国 – ロンググッドバイ
【 445点 / 21票 】
2013年リリースのEP。蒼く翳りのあるサウンドを響かせつつ、後の作品を思わせるポップなアプローチも顔を覗かせ、来たる新たな夜明けを想わせる。きのこ帝国の魅力が凝縮された1枚として高い評価を誇る。(對馬)
Label – UK.PROJECT
Release – 2013/12/04
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12. Parannoul – To See the Next Part of the Dream
【 461点 / 24票 】
異例の勢いでシーンを席巻する韓国のソロ・ユニットによる2ndアルバム。2021年リリースにも関わらずトップ10に迫る大躍進ぶり。冒頭でサンプリングされた『リリイ・シュシュのすべて』の台詞が強烈な印象を残す。全てのサウンドをDAWで構築した、新時代を象徴する驚異のエモ・シューゲイズ。(對馬)
Label – Self Released / Longinus Recordings
Release – 2021/02/23
関連記事: 파란노을 (Parannoul) – To See the Next Part of the Dream(2021)
11. Slowdive – Just for a Day
【 478点 / 23票 】
UKレディング発の5人組による1stアルバム。夏から秋へと移り変わる寂寥感を凝縮したかのような淡いサウンド・スケープは、何にも代え難い非凡な美しさと過剰なほどのセンチメンタリズムを放っている。2021年で30周年。(對馬)
Label – Creation Records
Release – 1991/09/02
関連記事: Slowdive – Just for a Day(1991)
10. Ride – Smile
【 486点 / 22票 】
初期のEPをコンパイルした編集盤が堂々のランクイン。若さゆえの青さと荒々しさが未完成のまま疾走する「Chelsea Girl」など、『Nowhere』前夜の高まる熱を閉じ込めた轟音が弾ける1枚。(對馬)
Label – Sire / Creation
Release – 1990/07/??
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9. The Jesus and Mary Chain – Psychocandy
【 567点 / 30票 】
UKスコットランドのノイズ・ポップ/プレ・シューゲイザー・バンドによる1stアルバム。シューゲイザーの音響の一つの起点であり、美しくユーフォリックな音楽への旅を約束する名盤。1曲目である「Just Like Honey」から深いリヴァーブに耽溺できる作品。(鴉鷺)
Label – Blanco y Negro
Release -1985/11/18
8. Swervedriver – Raise
【 601点 / 30票 】
オックスフォード発、オリジネイターの中でも殊更にマッシヴな轟音を放つスワーヴドライヴァーの1stアルバム。US由来かと思えるほど雄々しくラウドなサウンドと鉄壁のアンサンブルで突っ走る様が実に爽快。2021年で30周年。なお2019年には新作をリリース、いぶし銀の輝きで健在ぶりを印象付けた。(對馬)
Label – Creation
Release – 1991/09/30
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7. My Bloody Valentine – Isn’t Anything
【 676点 / 33票 】
覚醒の1stアルバム。機関銃のようなドラムと白昼夢的な音像が強烈なトリップ感覚をもたらす、まさに“合法的なドラッグ”。ギターという楽器が秘める可能性を大きく押し広げ、シューゲイズ・ムーヴメントの旗手として躍り出た1枚。(對馬)
Label – Creation / Domino
Release – 1988/11/01
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6. スーパーカー – スリーアウトチェンジ
【 872点 / 39票 】
青森出身の4人組による1stアルバムにして、気怠げなヴォーカルと甘いメロディ、そしてノイジーなサウンドで、ギター・ポップ〜シューゲイザーの名盤として語り継がれる1枚。約300曲という膨大なストックの中から選び抜かれた珠玉の19曲。2ndでは早くもエレクトロニカの要素が顔を覗かせる。(對馬)
Label – エピックレコードジャパン
Release – 1998/04/01
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5. Pale Saints – The Comforts of Madness
【 975点 / 46票 】
UKリーズ発、90年代の4ADを代表するペイル・セインツの記念すべき1stアルバム。不穏なコード感とイアン・マスターズの澄んだヴォーカルがどこまでも美しい。『狂気のやすらぎ』というアルバム・タイトルから猫のジャケットまで完璧な、耽美派シューゲイズの決定盤。(對馬)
Label – 4AD
Release – 1990/02/12
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4. Chapterhouse – Whirlpool
【 1060点 / 53票 】
UKレディング発の5人組、チャプターハウスによる1stアルバム。スロウダイヴのレイチェル・ゴスウェルが参加し、ダンサブルなビートと幻想的なギターが絡み合う「Pearl」はシューゲイザー史に残る名曲中の名曲。猫のジャケットはペイル・セインツと人気を二分する形に。(對馬)
Label – Dedicated
Release – 1991/04/29
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3. Slowdive – Souvlaki
【 1673点 / 71票 】
1stを受け継ぎつつ、より洗練されたサウンドを聴かせる名作2ndアルバム。ブライアン・イーノが参加するなど後のアンビエントな要素も垣間見せながら、オリジナル世代の中でも殊更淡いサウンドが追求されている。その完成度の高さで解散前の中ではベストに挙げる声が多い。(對馬)
Label – Creation
Release – 1993/05/17
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2. Ride – Nowhere
【 1961点 / 76票 】
轟音ツイン・ギターと清涼感、流麗なメロディ、そして甘いコーラスで初期衝動の集大成を詰め込んだ破格の1stアルバム。脳をバーストさせる激しさとメランコリアの対比も美しい。「Dreams Burn Down」「Vapour Trail」などキャリアを代表する名曲を多数収録。(對馬)
Label – Creation
Release – 1990/10/15
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1. My Bloody Valentine – Loveless
【 3036点 / 113票 】
文句なしの1位。キャリア2枚目にしてシューゲイザーの金字塔を打ち立てた作品であり、サンプリングの手法を多用するなどしてほぼケヴィン・シールズ1人によって構築された発明的な1枚。30年経った今なお孤高の響きを放つ怪物のようなアルバム。(對馬)
Label – Creation / Domino
Release – 1991/11/04
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