Posted on: 2020年6月3日 Posted by: 對馬拓 Comments: 0

Label – Requiem Pour Un Twister 
Release – 2019/11/22 

フランスのヴァランスを拠点に活動するシューゲイザー・バンド、Dead Horse Oneの3rdアルバム。

もしかすると「Saudade」のトレモロ・アーム奏法と歌声には聴き覚えがあるかもしれない。それもそのはず、作曲にはFleeting Joysのローリング夫婦がクレジットされており、ギターにはジョン、ヴォーカルにはロリカが参加しているのだ。実は2017年の2ndアルバム『Season of Mist』にも彼らは参加しており、ジョンはプロデュースを担当。今作でも続投している。

哀愁漂うメロディやフレージングは聴く者をそっと包み込むが、一転して空間を裂くようにバーストするギターで突き放そうとする。こうした相反する要素をFleeting Joys直系の揺らめきで浮かび上がらせ、「抱擁と拒絶」を両立させたアンビバレントなサウンドを確立させている。

ちなみに、2014年の1stアルバム『Without Love We Perish』でプロデュースを担当したRideのマーク・ガードナーは、今作ではミックスで参加している。

text by osushitabeiko

Author

對馬拓
對馬拓Taku Tsushima
Sleep like a pillow主宰。札幌出身。音楽ブログの運営やディスクユニオンのスタッフなどを経て、現在はライター/編集者が本業。主な実績は、揺らぎ、SPOOL、pollyなどへのインタビュー、Tapeworms『Funtastic』CDライナー執筆など。座右の銘は「果報は寝て待て」。