Posted on: 2020年6月13日 Posted by: 對馬拓 Comments: 0

Label – Taang! Records 
Release – 1993/03/26 

ボストン出身のSwirlies(スワーリーズ)による1stアルバムとなる本作は、基本的には『What To Do About Them』の路線を踏襲し、ローファイな感触は相変わらずなのだが、前のめりで荒々しい要素は幾分抑えられている印象。

しかし、それは彼らが大人しくなったのではなく、オリジナリティを獲得し始めていることに他ならない。所構わず撒き散らしていたノイズをコントロールし自分のものにしようとしている痕跡が、このアルバムには残されているように感じる。その結果、My Bloody Valentineのアブストラクトな部分とSonic Youth譲りの不協和音を合体させたかような、エクスペリメンタルなシューゲイザーに仕上がった。

text by osushitabeiko

Author

對馬拓
對馬拓Taku Tsushima
Sleep like a pillow主宰。札幌出身。音楽ブログの運営やディスクユニオンのスタッフなどを経て、現在はライター/編集者が本業。主な実績は、揺らぎ、SPOOL、pollyなどへのインタビュー、Tapeworms『Funtastic』CDライナー執筆など。座右の銘は「果報は寝て待て」。