Posted on: 2021年1月11日 Posted by: 對馬拓 Comments: 0

■ Label – Self Released 
■ Release – 2017/12/18 

アメリカ・テキサス州オースティンを拠点に活動するシューゲイザー・バンド、Soda Liliesの2ndアルバム。

ヨレヨレのローファイ・サウンドを歪ませたファジーな音像は、彼らが『Sunny Sundae Smile』期のMy Bloody Valentineがそのままシューゲイズ化した世界線にいることを示している。MBVのアウトテイク集だと言ってイヤホンを渡しても差し支えないクオリティだ。

オースティンといえば正統派シューゲイズ・サウンドで「ニューゲイザー」の筆頭格となったRingo Deathstarrの出身地でもあるが、それに比べSoda Liliesはよりシューゲイザーのプリミティブな部分を奏でる存在と言えよう。となれば、彼らのサウンドこそが真の意味で「シューゲイザー・リバイバル」と呼べるものなのかもしれない。

ちなみに、bandcampとサブスクリプションではジャケットが異なっており、ビリンダ・ブッチャーを思い出さずにはいられない後者の方が、作品が持つ意義のようなものを端的に感じ取れる。

文=對馬拓

サブスクリプションでの『Sleep Reel』アートワーク

Author

對馬拓
對馬拓Taku Tsushima
Sleep like a pillow主宰。札幌出身。音楽ブログの運営やディスクユニオンのスタッフなどを経て、現在はライター/編集者が本業。主な実績は、揺らぎ、SPOOL、pollyなどへのインタビュー、Tapeworms『Funtastic』CDライナー執筆など。座右の銘は「果報は寝て待て」。