
UK・レスターを拠点に活動するシューゲイザー・ユニット、Dayflowerがニュー・シングル「Sonic」を11月12日にリリースした。
「Sonic」はヘヴンリー・ポップを志向したシューゲイズ・ナンバーで、これまでの重層的なギター・サウンドに加え、メロディーとノイズを高次元で融合。3分足らずの間に甘美でありながら不安な夢を呼び起こす。ラウドネスとソフトネスが合体し、ファズの波が次から次へと押し寄せる様は、リスナーを押しつぶすと同時に天へと昇らせていくかのようだ。そして、迷宮のように進行していく曲は突然、爆発的な展開を見せ、無限に渦巻く音の流れの中にハーモニーが溢れていく。
今回のレコーディングでは、彼らの「部屋にいる人なら誰でも(=whoever’s in the room)」というアプローチを継続。これまで「Big Blue」や「Seeing Up」にも参加したヨーク在住のOla Szmidtがヴォーカルを担当。また、EP『Popping Candy』でキメの細かいギターを披露していたTom Triggが、今作ではギターとヴォーカルを担当している。
そして、ジャケットのイラストは長年の共同制作者であるRisa Konishiによるもの。彼女は、これまで7インチシングル「Sweet Georgia Gazes」や、デビュー・アルバム『Honeyspun』のアートワークも手掛けている。
なお、「Sonic」は「Dream of Shore」と「Too Far Gone」の2曲を加えた3曲入りシングルとしてbandcampで配信中。前者は深遠なドリームポップ、後者はアシッド・フォークのアプローチで、いずれもMy Bloody Valentineが残したアウトテイクのような雰囲気を持ったナンバーに仕上がっている。合わせて聴いてみてほしい。
Release
■ Dayflower – Sonic

Label – Self Released
Release – 2021/11/12
1. Sonic
2. Dream of Shore
3. Too Far Gone
Profile

Dayflower ※L→R
David Dhonau
Ola Szmidt
Alex Clemence
Author

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