シューゲイザーというジャンルでありながら、生活感と親密さを感じさせるカートゥーン・シューゲイズ・ユニット、The Otalsがデジタル・シングル「スランバーワンダーランドへようこそ」を4月17日(水)にリリースした。
本作は、ジャパニーズ・ポップス的な進行を意識的に取り込んだ強いドライブ感と幻想的な浮遊感を併せ持つ楽曲に仕上がっている。Spiritualizedと日本的なアニメ・ソングを掛け合わせ、90’s的なサウンドに仕上げることをテーマに制作された楽曲で、ファズ・ギターとコーラスで飽和した空間を縫うように、ポップス仕込みの壮大なメロディーを展開。「思春期的な不安定さ」をイメージした歌詞世界も、これまで歌ってきた「やや諦めにも似た青さ」とはまた異なる面を見せている。〈記念写真が苦手で不貞腐れて写ってる自分〉など、具体的なエピソードが盛り込まれる歌詞も健在。物語を呼び込むThe Otals流のポップ・ソングとなった。
そして、8月4日(日)にはThe Otalsの初ライブ『To The (Blue) Moon And Back』が決定した。場所は下北沢ERAで、ワンマンにて開催される。これまでは作品リリース中心の活動だったThe Otalsの音楽世界が、実力派ミュージシャンによる演奏で再現され、ノイズとポップに溢れる夢の一幕となる。
■ Release

The Otals – スランバーワンダーランドへようこそ
□ レーベル:Blue Moon Garage
□ 仕様:Digital
□ リリース:2024/04/17
■ Event
The Otals『To The (Blue) Moon And Back』
2024年8月4日(日)
@下北沢ERA
[TICKET]
e+ https://eplus.jp/sf/detail/4088910001-P0030001
■ Profile

The Otals
June FAXxxxxxとMarina Timerの従兄妹2人によるシューゲイザー・デュオ。2021年3月にEP『The Night Swallows』を無料公開しデビューを飾った。インディー・ポップに接近した甘いメロディと『Pet Sounds』的なコーラス・ワークを持ち味としている。アメリカン・カートゥーンをイメージさせるアートワークも相まって、既存のシューゲイザー・シーンでは類を見ない独自路線を突き進む、自称“世界一とっつきやすいシューゲイザー”。
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