東京を拠点に活動するオルタナティヴ・ロック・バンド、SPOOLがデジタル・シングル「秋桜」(よみ:コスモス)を9月18日(水)にリリースした。同曲は「Heavenor」「Space Rock」に続く連続リリースの3作目となり、YouTubeにてミュージック・ビデオも公開された。本作はHIP LAND MUSICによるデジタル・ディストリビューション&プロモーション・サービス、FRIENDSHIP.がデジタル・リリースをサポートしている。
SPOOLは2007年に結成。日本のロックやシューゲイズを軸に、繊細な感性で紡ぐポップかつ憂いを帯びた楽曲と、USオルタナティヴ・ロック〜グランジの影響を感じさせる、独特の空気感が特徴。2018年に3人組から4人組となり、2019年に1stアルバム『SPOOL』、2020年に2ndアルバム『cyan / amber』をリリース。2022年には3rdアルバム『(image for) drawing on canvas』をデジタル・リリース、翌年CD / LP化された。2023年5月にドラムのaranが卒業。現在はこばやしあゆみ(Vocal / Guitar)、ショウジスミカ(Guitar)、安倍美奈子(Bass)の3人にサポート・ドラムを迎えた新体制として活動している。
今作「秋桜」は、直近のシングルとは一転して、浮遊感を漂わせながらもダイナミックな轟音を鳴らす1曲。歪んだバッキング・ギターの揺らめき、リード・ギターの心地良いリフレイン、そしてリヴァーブのかかったヴォーカルは、まさにSPOOLの原点の一つでもあるシューゲイズのマナーに則ったもの。いつになく重厚で荒々しいサウンドは、ヘヴィー・シューゲイズの潮流とも呼応するような印象を与える。
また、今作では金子タカアキ(スズメーズ / sheeplore / 色々な十字架)がサポート・ドラムとして参加、しっかりと構えつつ細かいニュアンスも光るドラムで貢献。SPOOL特有の動くベース・ラインも健在で、盤石のリズム隊も聴きどころ。秋に咲くコスモスのイメージと内省的な詞も相まって、切なさに浸れる1曲に仕上がった。前作に引き続き、ミックスは岩田純也(Triple Time Studio)、マスタリングは中村宗一郎(PEACE MUSIC)が担当している。
そして、k.kawauchiが手掛けた同曲のミュージック・ビデオも公開された。音像を可視化した、極彩色のサイケデリックかつアブストラクトな、トリップ感の強い映像となっている。
■ こばやしあゆみ(Vocal / Guitar)コメント
何かが終わってしまう予感
走馬灯のように巡る
断片的で微かな記憶と言葉
いずれ消えてしまうのならば
いっそのこと美しく塗りかえよう
どんな嘘だって本当のことは消えない
どうかこのまま残像だけ
Feeling something’s coming to an end
Fragments of faint memories and words
Revolving like a kaleidoscope of life
If they are destined to fade away
Then let me paint them over with beauty
No matter the lies, the truth cannot be erased
Please, let only the echo remain as it is
■ Release
SPOOL – 秋桜
□ レーベル:SPOOL / FRIENDSHIP.
□ 仕様:Digital
□ リリース日:2024/09/18
■ Event
spangle
2024/09/22 (sun)
下北沢 BASEMENTBAR
open 17:30 / start 18:00
[act]
SIBERIAN LOVE-SICKNESS
Sisters In The Velvet
puleflor
SPOOL
[ticket]
adv ¥3,000 (+1drink)
door ¥3,500 (+1drink)
https://tiget.net/events/334167
SPOOL presents
telepathy from mars vol.1
2024/11/09 (sat)
下北沢SHELTER
open 11:15 / start 11:45
[act]
宇宙ネコ子
downt
SPOOL
[ticket] *sold out
adv ¥3,500 (+1drink)
door ¥4,000 (+1drink)
https://t.livepocket.jp/e/98xt2
■ Profile
SPOOL
こばやしあゆみ(Vocal / Guitar)
ショウジスミカ(Guitar)
安倍美奈子(Bass)
2007年結成。音楽的ルーツであるThe NovembersやART-SCHOOLといった日本のロックやシューゲイズを軸に、繊細な感性で紡ぐポップかつ憂いを帯びた楽曲と、USオルタナティヴ・ロック〜グランジの影響を感じさせる、独特の空気感が特徴。これまでに3枚のアルバムをリリースし、最新アルバム『(image for) drawing on canvas』はTESTCARD RECORDS(日本)、Infree Records(香港)、Clever Eagle Records(米国)の3レーベルよりLPが共同リリースされた。現在はサポート・ドラムを迎えて活動しており、2024年6月には新体制第1弾シングル「Heavenor」、7月には第2弾シングル「Space Rock」をリリースした。
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