: 2026年11月4日 : Sleep like a pillow Comments: 0

合成音声をヴォーカルに据えた宅録オルタナティヴ・ロック / シューゲイズ・プロジェクト、nagareyama righteyeが2ndアルバム『all quiet in the nagareyama city』をリリースした。

本作は『西部戦線異状なし(All Quiet on the Western Front)』を着想源に、分かりやすい物語に還元されない苦悩や悲しみが誰からも顧みられないことへの違和感から生まれたアルバム。加速していく社会、インターネットを背景に、ドラマチックな救済や破滅、単純なカタルシスをむしろ徹底して排することを選び、物語などなくてもただ静かにそこにある “本当のこと” をまっすぐ見つめるような1枚となった。オルタナティヴ・ロック / シューゲイズを基軸としたノイジーなバンド・サウンドと、特定のキャラクター性を帯びない合成音声の透明な響きによって描かれるのは、世界の片隅に生きる名もなき個人としてのリアリティそのもの。

ミクゲイザー / Vocaloid Shoegaze周辺のインターネット・シーンとも共鳴しながら、バンド・サウンドのリアルな身体性にも確固たる軸足を置いたnagareyama righteyeのスタンスが結実した作品といえる。なお、ヴォーカルには音街ウナSVと花隈千冬を使用、アートワークは前作に続きめ太郎が手掛けた。

2026年10月25日の「M3」にて先行販売が行われたCD版と、Bandcampなどのダウンロード版には、ボーナス・トラック1曲を追加で収録。CD版は11月28日の「THE VOC@LOiD M@STER 64」でも頒布が予定されている。

■ nagareyama righteye コメント

私たちがそれぞれ持っていたはずの感情や表現が、人目に留まるための記号に回収されていくのを見るたび、どうにもつらい気持ちになります。そうではなく、どこにも向かわない毎日とか、何とはない悲しさとか、誰にも見向きもされないが確かにそこにあるものをそのままに描くことで、それに抗いたいと思いました。本作が、私と同じように物語の無い毎日を生きる誰かに届いて、何かを感じてもらえたら嬉しいです。

■ Release

nagareyama righteye – all quiet in the nagareyema city

□ レーベル:みぎめレコーズ
□ 品番:NMGM-0005
□ 仕様:CD / Digital
□ リリース日:2026年11月4日(水)

□ トラックリスト:
1. quiet
2. hangover
3. burnout
4. 湘南新宿
5. sunday drivers’ rental getaway
6. 回送
7. 外洋航行
8. kudanshita

*配信リンク:
https://big-up.style/7mgRy3Lh5i

■ Profile

nagareyama righteye

合成音声をヴォーカルに据えた宅録オルタナティヴ・ロック / シューゲイズ・プロジェクト。国内外のロック・バンドなどに強い影響を受けたバンド・サウンドと、未解決の感情をそのままに綴る歌詞を主軸に楽曲を制作している。2023年初頭よりインターネット上へ楽曲投稿を開始し、2025年3月に1stアルバム『behind faint echoes』、同年11月に3rd EP『can we get all?』をリリース。稀にバンド・セットでのライブ活動も行う。

X
Instagram
YouTube

Author

Sleep like a pillow
Sleep like a pillowMedia & Platform
シューゲイズとその周辺について。レーベル「枕眠堂」も運営。