“ポスト・ポップス” を志向するバンド、Blume popoが初のフルアルバム『obscure object』を12月5日(金)にリリースする。
ドイツと日本の2拠点での活動を経て、今秋より東京に拠点を移し、新たな活動フェーズに入ったBlume popo。活動精力化の皮切りと位置付けていた9月の初ワンマンライブ「Portrait the Position」は不運に巻き込まれる形で延期となってしまったが、逆風に立ち向かい、このタイミングで記念碑的な作品をリリースすることが決まった。エンジニアには結成当初から共に歩を進める田村雄平に加え、初のLP化を実現する今作では、アナログ・マスタリングのエンジニアとして美濃隆章(toe)を迎えている。
収録曲は全13曲。ワンマン延期時に急遽ゲリラ公開されファンとの結束を確かめた『きらきら』、10周年の節目でこれまでのバンドを振り返る楽曲としてリリースされた『月夜銀河へ』、本アルバムのために大胆にリアレンジ / 再収録された傑作『抱擁』などが収められる。11月19日(水)にはアルバムよりリード曲『ふわふわ』が先行リリースされる。大胆な曲展開と美こ(Vo)による見事な詞世界の展開に注目してほしい。
様々な音楽性を自在に行き来し、あらゆるシーンのあわいで活動するBlume popo。本作では、その “オブスキュア” =曖昧なアティテュードを一つのエステティックに見事に結実させた。ジャンルを越境する精神、多義的な音像──Blume popoの持つそれらの特徴をもって、“オブスキュア・ミュージック” という語の意味を更新する。それが本作『obscure object』である。
また、併せてアーティスト写真も更新。『obscure object』のジャケット・デザインを手掛けた、NY ADC賞受賞などの功績を持つグラフィック・デザイナーの矢野恵司がディレクターを務め、カメラマンに水島大介、スタイリストに小山田孝司、ヘアメイクに上川タカエを迎えた豪華布陣により、Blume popoの世界観が見事に視覚化されている。
なお、来年1月には大阪と東京でリリース記念の自主企画ツーマン・ライブを開催。大阪では揺らぎ、東京ではcephaloとの共演が決まっている。
■ Blume popo コメント
“オブスキュア・ミュージック” という言葉があります。「あまり知られていない音楽」という意味で使われている言葉だそうです。
そんな言葉を自称するシニカルさに対して少し恥ずかしい気もするのですが、私たちがオブスキュアという言葉で指し示したかったのは少し違います。
オブスキュア(曖昧)な音像、ジャンル、方向性。私たちが示したかったのはそういう意味での曖昧な音楽です。
一貫した綺麗なストーリーを紡ごうとするのではなく、曖昧さを曖昧さとして提示する。そんな作品です。
でも、このアーティストコメント自体が後付けのストーリーになってしまっています。皮肉なものです。オブスキュアであることが本作のアイデンティティなのに、それを言葉で伝えようとしたらその曖昧性が失われてしまう。
だからこれ以上は書きません。ぜひご自身の耳で聞いて、その曖昧な対象(オブスキュア・オブジェクト)を曖昧なまま受け取ってほしいです。
■ Release

Blume popo – obscure object
□ レーベル:Post Pops Production
□ 仕様:CD / LP / Digital
□ リリース日:2025/12/05
□ トラックリスト:
1. in your mind
2. 遠い国
3. 画家
4. よく眠れるように
5. ふわふわ
6. 猛眠
7. 子宮
8. 二月
9. 23
10. 月夜銀河へ
11. きらきら
12. 抱擁
13. あなたおやすみ
■ Event

essais vol.6 大阪編
日時:2026年1月12日(月・祝)
会場:難波 Yogibo Holy Mountain
出演:Blume popo / 揺らぎ
OPEN 18:00 / START 19:00
ADV ¥3,800 / DOOR ¥4,000 / U18 ¥2,500
プレオーダー受付中:~11月16日(日)23:59
https://eplus.jp/sf/detail/4424640001-P0030001
essais vol.6 東京編
日時:2026年1月17日(土)
会場:TOKIO TOKYO
出演:Blume popo / cephalo
OPEN 18:00 / START 19:00
ADV ¥3,800 / DOOR ¥4,000 / U18 ¥2,500
プレオーダー受付中:
https://w.pia.jp/t/essaisvol6-t/
■ Profile

Blume popo(ブルーメポポ)
中学時代に幼少期からの友人が集まり結成。Post Pops(PoPo)を標榜する音楽性の背景には、ポップスのみならずポスト・ロック、シューゲイザー、エレクトロニクスなどあらゆる方向からのオルタナティヴなアプローチが混在している。
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