二つの物語とメッセージ──Marina Yozoraがシングル「Touché」をリリース

ロンドン在住のシンガーソングライター／ソロ・アーティスト、Marina Yozoraがシングル「Touché」をリリースした。

Marina Yozoraは、天使のような歌声と夢幻的なリヴァーブのかかったエレキギターを特徴とするドリームポップのシンガーソングライター。2024年10月に東京からロンドンに移住したアーティストである。日本、アメリカ、ベトナムの3ヶ国で育ったユニークで多様なバックグラウンドを持ち、“Third Culture Kid”──いわゆる異文化の中で育った新しいカルチャー・アイデンティティを持つ者と言われている存在。彼女はDaughter、Cocteau Twins、Slowdive、 Clairoなどから影響を受けている。

「Touché」がリリースされた10月5日は、偶然にも東京でのワンマンライブ1周年記念日。今作はある意味Marina Yozoraからのラブレターであり、彼女のファンや友人たちに向けたあたたかいメッセージのような曲となっている。楽曲の全体の構成とディレクション、ギターやヴォーカルはMarina Yozora自身が、シンセサイザーやベース、ヴォーカルのハーモニーのアイデアは Amelia J. Smith（AMILLS）が手掛けている。

現在ロンドン在住のMarina Yozoraは、ロンドン東部／南部地域やグラスゴーで数多くのライブを行ってきた。ゆっくりと、しかし確実に、彼女は英国シーンの観客を魅了し、今では彼女のライブを決して欠かさないコアなファンがいるほど。今後数ヶ月で、彼女はマンチェスター、イタリアのローマ、ポルトガルのリスボンでパフォーマンスを行う予定。

■ Marina Yozora コメント

この曲は早朝5時ごろ、寝室で書きました。カーテンの隙間から差し込む朝日がとても美しかったのを思い出します。

この曲には二つの物語があって。一つは、この曲を歌っているほんの数分間、まだ会ったことのない誰かに別れを告げなければならない気がしたこと。まるで別の時間軸にいる自分を感じているようでした。

二つ目の物語は、去年の10月5日に行った東京でのワンマンライブに向けて徹夜で練習していたこと。アーティストとしてロンドンへ移る前の最後のライブであり、見事70名の方に前売り券で完売したライブでした。

この移り変わりの中で、ファンや友人たちに愛されていると知り、ただただ感謝の気持ちでいっぱいで。私と私のビジョンを信じてくれる温かい人々に、いつも囲まれています。この曲『Touché』は、彼らの愛への私の返事ですね。

■ Release

■ Profile