Posted on: 2025年9月27日 Posted by: Sleep like a pillow Comments: 0

作曲家のMacot Ohataが、2ndシングル「Airemain」をリリースした。

Macot Ohataは、「芥川也寸志サントリー作曲賞」にノミネートされるなど現代音楽界期待の存在でありながら、2023年には地球三文小説を、2024年にはSOHO MOONを結成し、精力的かつ幅広い活動を展開している。

本作はMacotによるピアノ・ソロ作品である。2024年12月にリリースした静謐なデビュー・シングル「Falling on Firtrees」とは打って変わって、明るい躍動感が漲る1曲。アシンメトリックな5拍子のリズムが、不思議な身体的躍動感を生む。幾何学と身体 ── 一見、相反するような幾何学的要素と身体的感覚のマリアージュ(=融合)。幾何学と体感覚の融合は “幾何学的ダンス” とも形容しうる Macot独自の音楽につながる重要なキーワードだ。それは本作にも顕著で、彼が東北地方の民俗芸能に基づいて作曲したオーケストラ作品「JINK」(2021)を彷彿とさせる。

レコーディングは、butohesのギター / ヴォーカルとしても活躍するMichiro Inatsugがエンジニアを担当、同氏は本楽曲でミキシングも手掛けた。マスタリングはorigami PRODUCTIONSのハウス・エンジニアを務めるyasu2000、アートワークはリトグラフなどを駆使した独特の表現を得意とする原田理央が担当した。

■ Release

Macot Ohata – Airemain

□ レーベル:Self Released
□ 仕様:Digital
□ リリース:2025/09/24

■ Profile

Macot Ohata

東京藝術大学音楽学部作曲科首席卒業。2024年同大学院を修了。名古屋音楽大学作曲・音楽クリエーションコースおよびメディアサウンドデザインコース講師。2022年芥川也寸志サントリー作曲賞(芥川作曲賞)にノミネートされる。現代音楽・ポップ・三陸の伝統芸能など幅広いバックグラウンドを持ち、作曲・編曲・即興と、多岐に渡って活躍。地球三文小説、SOHO MOONのキーボード奏者として活動しながら、野流をはじめとする多くのミュージシャンやダンサーとのコラボも展開する。

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