
米田凰希(Kouki Yoneda)によるDIYソロ・プロジェクト、nagisamiがシングル「rūpa」をリリース。併せてミュージック・ビデオも公開された。
nagisamiは2024年8月に活動開始。“揺らぐ音、広がる波” をコンセプトに掲げ、シューゲイズやオルタナティヴ・ロック、アンビエント、メタルなどを取り入れたサウンドを基盤に、作曲からマスタリングまでを全て自宅で行う。音源の発表を主軸とした活動を展開しており、生成AIを用いた映像表現なども取り入れながら、常に新しい表現方法を模索している。
「rūpa」はアーティスト自身が生きる上で影響を受けている仏教や東洋哲学を背景に、物質の曖昧さや存在の儚さ、そして精神性をテーマとしている。さらに、ネットを通じて出会ったヴォーカリストのhyakukaを迎え、完全リモートで制作。彼女の声のオリジナリティを活かしたキャッチーな1曲に仕上がった。
ミュージック・ビデオも自主制作となっており、KlingAIやHiggsfieldといった生成AIを積極的に使用。脳内イメージを可視化し、現実か夢か曖昧な世界観を表現した。nagisamiは音楽だけでなく、映像やヴィジュアルも自主で制作し、表現したい世界観を作り上げている。
■ nagisami コメント
「rūpa」はサンスクリット語で「色」、すなわち「色即是空」の “形あるものすべて” を意味します。
物事に意味はあるのか、正しいのか間違いなのか、存在するのかしないのか──二元論が重視され、早急に答えを求めがちなこの世界で、私はその間に広がるグラデーション、曖昧さを表現したいと思いました。
そもそも音楽も形のない曖昧なもの。でも確かに感じることができる。だからこそ、自分の表現にぴったりな媒体だと思います。
曖昧で、わからないことだらけの世界を、一緒に楽しみましょう。
■ Release

nagisami – rūpa
□ レーベル:NAGISAMI INDEPENDENT
□ 仕様:Digital
□ リリース:2025/08/27
■ Profile

nagisami
米田凰希による日本のソロ・プロジェクト。「揺らぐ音、広がる波」をキーコンセプトに掲げ、理想の音像を制作・発表を主軸に活動。音によるイメージの共有、メッセージや言葉を超えた音の広がりと繋がりを目指す。作曲からマスタリングまで全ての制作工程を自宅ベッドルーム・スタジオでのセルフ・プロデュースによって完結させる。
影響を受けた2000年代前後の音楽(主にシューゲイズやインディーロック、オルタナ、ヘビィメタル、アンビエント等)をベースに、音声合成等の技術の使用、ヴォーカリストとの共作など、柔軟な形かつオルタナティヴな思考で作品を制作している。生成AIを用いた映像表現などにも力を入れ、常に新しい表現を模索している。
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