北海道 / 東京を拠点に活動する2ピース・バンド、flip-flopsが新曲「2more」をリリースした。
3ヶ月連続リリース第3弾となる本作は、過去2作を貫いてきた “エレクトロ × ミッドウェスト・エモ” という構造を軸としながら、ロックというジャンルの輪郭そのものを越境していくことを意識した1曲。
キャッチーなシンセサイザーから幕を開けるが、1曲を通して終始漂わせたかったのは「悲しさ」「淋しさ」という感情。そのため、メイン・ヴォーカルはあえて力を抜き、優しく儚さを残す歌唱を選んでいる。バンドの代名詞とも言える強烈なギター・リフも、今回はその悲しさに寄り添う形でアレンジを施した。複雑に絡み合うアルペジオが、ミッドウェスト・エモ特有の繊細で内省的な響きを全面に引き出す。ヴァースでは拍子を頻繁に切り替える変則的なリズムを採用。マス・ロックに通じる構築的なアンサンブルが、楽曲に緊張感と予測不可能な没入感をもたらしている。終盤のサビに向かうにつれ、エレクトロ・サウンドとバンド・サウンドは徐々に溶け合い、轟音と繊細さが共存するクライマックスへ。ジャンルの境界を曖昧にしながらも、根底に流れる切なさは最後まで一貫して揺らがない。
3部作の締め括りに相応しい、エモーショナルかつ実験的な1曲に仕上がった。
■ Release

flip-flops – 2more
□ レーベル:Self Released
□ 仕様:Digital
□ リリース日:2026年7月8日(水)
■ Profile

flip-flops
北海道 / 東京を拠点に活動する2ピース・バンド。US発祥のミッドウェスト・エモをリスペクトしながらも、独自の音楽性を掛け合わせることで、新たなジャンル “Far-east Emo” を提唱。2022年の活動開始以降、ジャンルレスかつボーダーレスな楽曲制作を軸に活動を続けている。近年はエレクトロやハイパーポップの要素も積極的に取り入れ、ミッドウェスト・エモを基盤にしながら、よりデジタルかつ実験的なサウンドへと進化を続けている。milano(Gt.)による鋭く無機質なギター・リフと、daijiro(Vo.)のノスタルジックなメロディが混ざり合うことで、最先端でありながらもY2Kを想起させる独自の世界観を構築。さらに、ミキシング、マスタリング、アートワーク、ミュージック・ビデオなど制作工程のほぼ全てをインディペンデントで手掛けることで、統一感のあるサウンド・デザインとヴィジュアル表現を確立している。
Author


