Posted on: 2024年1月25日 Posted by: 對馬拓 Comments: 0

大阪発のBlue teaと、京都拠点のMoritaSaki in the poolが、大阪と東京でツーマン・ライブを開催するらしい。企画・制作はVinyl Junkie Recordings(以下VJ)が手掛け、スペシャル・ゲストとして2月10日の大阪はkiong(DJ)、3月29日の東京はRAYが出演。そして、ライブ名はまさかの『Loveless』──これはただごとではない。

本稿は、そんな企みの裏側を解き明かす対談の記録である。是非、両者が持つビジョンとスタンスに触れてもらい、その渦中に加わりたいという読者が少しでも増えれば幸いだ。

Kodai Ohara(Vo. Gt. / Blue tea)
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Riku Ishihara(Vo. Gt. / MoritaSaki in the pool)

インタビュー/文/編集=對馬拓

* * *

■ はじめに

──まず、MoritaSaki in the poolとBlue teaの出会いのきっかけを聞きたいです。以前から対バンはしてるイメージですが、どういう感じで知り合ったんですか?

Riku Ishihara(以下イシハラ) MoritaSaki in the poolで企画ライブとかやってみようか、って時に声かけるバンド探してたら、HOLIDAY! RECORDSの紹介ツイートでBlue teaのMVが出てきて、「めっちゃかっこいいバンドいるやん!」って。それで声かけたのが最初です。

Kodai Ohara(以下オハラ) それで初めてお会いしましたね。

──それっていつ頃の話ですか?

イシハラ 2022年の9月ですね(2022年9月16日に京都GROWLYで開催された『Normal』)。

──出会いはネット経由だったんですね。拠点が京都と大阪で割と近いから、元々交流があったものだと勝手に思ってました。

イシハラ そもそもBlue teaはライブやってなかったから交流しようがなかった。それまでライブってしてなかったよな?

オハラ ですね。リクさんに呼んでもらったのが初めて箱でちゃんとやるライブだったんで。

──最初Blue teaは音源制作が中心だったんでしょうか?

オハラ そうですね。

──Blue teaは2022年にRingo Deathstarr × A Place To Bury Strangersのオープニング・アクト(11月15日の高円寺HIGH公演)としても出てましたが、あのタイミングもライブ活動を始めてからそんなに経ってなかったんですね。

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オハラ 3回目くらいですね。

──すごい。笑

オハラ 最初は大阪公演のOAに出るつもりが、ビザの関係で中止になってしまって。でもどうしても出たかったのでお願いして、東京の方に出させてもらいました。

──MoritaSakiが決まった時もびっくりしました(11月10日の吉祥寺CLUB SEATA公演のOAで出演)。

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オハラ 主催のVJは僕らがMoritaSakiと交流があるのを知らなかったらしく、たまたまで。その1〜2週間ぐらい前に、MoritaSakiのギターの子(ニノミヤ)と会ってたんですよ。大阪で飲んでて。だから「決まってたなら言えよ!」みたいな。笑

イシハラ いや、その時はまだ知らんかったと思う。ずっと他のメンバーには隠してて、日程だけ押さえてた。「俺の誕生日だから空けといて」みたいな。笑 

オハラ ドッキリじゃないですか。笑

イシハラ あの時のOAって公募で、そもそも南さん(VJのボス)に直談判したのも「誕生日だし、いけるだろ」みたいな感じで。「どうせ応募しても」って思う人もいるかもしれないけど、誕生日だったから。誕生日はエネルギーが高いからいけると思って。

──Blue teaとの関わりもそこから深まった感じですかね?

イシハラ そうですね。次にBlue teaの企画がある時は逆に呼んでもらって。そこでガッと繋がった。

■ 本質的にやってることが同じ

──MoritaSaki in the poolとBlue teaは、広い括りだと同じような音楽性かもしれないですが、やってることは違う印象もあって。両者それぞれどこにシンパシーを感じたりしますか? サウンド面でもいいし、活動のスタンスとかでもいいんですけど。

イシハラ 最終的に出力されてるものは全然違うけど、見てるものは同じなんかなって。音楽性が近いバンドはもっといると思うんですけど。対バンした中だと、Beachside talksとかは割とこっち寄りの音像じゃないですか。ツイン・ヴォーカルだったり、女性の声の抜けのいい感じとか、ちょっとキラキラしたサウンドとか。でも最終出力値がそうやって似てたとしても、「本質的にやってることが同じなのはBlue tea」っていうのが俺の感覚としてすごくある。

オハラ 音の出力部分はお客さん側も違うとわかると思う。勝手な思い込みかもしれないけど、MoritaSakiの曲ってちょっと反骨的ですよね。基盤は、いわゆるシューゲイズ的なふわっとした音像なんですけど、ちょっと外してるというか。でも、僕らもそういう意味ではメタルでもシューゲイズでもなくて。重いけど儚くて、メジャー感があって、詰め込みボックスみたいな感じのバンドだと思ってるので。My Bloody ValentineでもRideでもDeftonesでもないし、全部外してやってきたっていう。僕はそれをMoritaSakiにも感じますね。「外してるぞ!」って。

──わかるかも。MoritaSakiは一時期“Neo Punk”みたいなことを言ってたじゃないですか。

イシハラ 言ってましたね。今も言い続けてますよ。

──Blue teaとしてはそういうところも共感するポイントですかね?

オハラ 根はパンク的というか。パンクっていうのは、反社会性とか、制圧に抗うんじゃなくて、DIYの部分だったり、自分らしい表現とか、「これが俺の生き方や!」みたいなことがパンクだと思うんで、そういう意味の“本当のパンク”を、お互いに話す前からやってたのかなと思うんですよね。

イシハラ それはすごいわかる。Blue teaのSNSの告知とかって、全部意味わからん、AIが作ったようなキッチュな感じじゃないですか。あれ見て毎回すごい感心する。

オハラ 画質144Pとかです、あれ。今のアプリって誰でも綺麗にデザインできますけど、全部外してますから。あえて人が気持ち悪いと思ったり「だっさ!」って感じることをやってる。

イシハラ それって、有り物を自分の中に摂取して再解釈した時に「どう自分のおもちゃとして使うか」みたいなところで。Vaporwaveの文脈とかにああいうのがあって。そういう、いろんな文脈からおもちゃを引っ張ってくるセンスにすごいオルタナティヴを感じる。

オハラ オルタナティヴってそういうことなんかなと。それがパンクから由来してる部分でもあると思ってます。音楽性とかもあると思うけど、僕にとってのパンクとかオルタナティヴっていうのは、いろんなところから引っ張ってきたものを、DIY精神で自分たちのものとして作っていく、ってことだと思いますね。

■ “Loveless”っていう言葉は全てを内包する

──では、ツーマンを開催するに至った経緯を聞きたいんですが、これは誰の発信なんですか?

イシハラ 少し前にVJが大阪に来てた時に、Blue teaとMoritaSakiで顔を出させてもらったんですけど、雑談で「ツーマンとかやっときたいよね」って喋ってて。それを南さんが聞いてて、ちょうどいいタイミングがあったから声かけてもらったって感じですね。

オハラ 僕ら(Blue tea)がそもそも今年の4月くらいから東京で活動するんです。だから関西を離れるんだったら、1回ツーマンはやりたいよねって。最初は東京オンリーだったんですけど、地元を離れる前に大阪でもやることになって。

Blue tea × MoritaSaki in the pool
2 man live tour “Loveless”
(フライヤー・デザイン=tokyo zuan)

──じゃあ今回このタイミングでやる意義は大きいですね。で、『Loveless』っていうタイトルがかなり直球だなって思ったんですが……。

オハラ きましたよリクさん!

イシハラ いや、めっちゃいい言葉だなと思って。“Loveless”ってすげえ言葉だな〜って考えてて……“Love”って全部じゃないですか。で、この世で“Love”じゃないものって、“非Love”なものだけなんですよ。

──ふむ。

イシハラ  当たり前のこと言ってますけど。笑 “Love”で表せないものって、“非Love”のものだけで。だから“Love”っていう言葉は全てを内包するけど、その中から“非Love”なものだけ取りこぼすんですよ。でも逆に“Loveless”って、「“非Love”である」っていうところから入ってるから、“Love”を内包するんですよね。“非Love”の部分を意味として包括した上で、“Love”のことを名指ししてる。“Loveless”って、もうほぼ“Love”って言ってるのと同じなんすよ。逆説的に。

──なるほど。

イシハラ だから、“Loveless”っていう言葉は全てを内包する。あんな短い端的な一言で。何色も含まずに全てを表現できるやばい言葉だなと思って。“Love”って言ったらちょっとハッピーな感じがどうしてもしちゃうけど、“Loveless”って全然それも打ち消してるところから始まってるし、それをあのバンドが握り続けても良くないって思ったんですよ。笑 どうしたって“Loveless”って言うと、この界隈は特にあそこを経由してしまうから。

オハラ “Nevermind”とかもそういうふうになってますよね。

イシハラ そうそう。“Nevermind”も使いやすい言葉やのに。

オハラ もう一つの意味合いは、僕らってシューゲイズでもあるけどシューゲイズでもないみたいな、すごくジャンルに絞るのが難しいバンドだと思うんですね。Blue teaもやっぱりシューゲイズ経由のお客さんが多かったし、それこそHOLIDAY! RECORDSとかで取り上げてもらった時もそういうバンドっていう言い方で。ただ実際に聴くと、まあまあメタルだったりするんですよ。最近は「Blue teaの世界観ってこうなんだ」みたいな感じで捉えてもらえるようになってきてますけど。何が言いたいかというと、“Loveless”ってあまりにも「シューゲイズといえば」って感じになってるから、あえてそういうミーム的というか、超有名なところを出してみる、みたいな……これも反骨ですよね。それでみんな「いいね」ってなって決めたものですね。

──めちゃくちゃしっくりきました。

イシハラ 意味がちょうど全部噛み合うところにいる言葉。

オハラ だって、30年以上前でしょ? あまりにもデカすぎるし、ずっと濃霧になってて先が見えない、くらいな感じがします。みんな縛られてる気がしますよね。

イシハラ そうそう。でも破壊したいわけじゃないんですよ。もちろん尊敬はあるし。倒して俺らが奪うとかじゃなくて。90年代とかゼロ年代生まれの若者がみんな少しずつ大人になってきて、こうやって音楽やってる中で、“Loveless”を誰もが使える地平まで一旦フリーに戻す。独占状態から下ろして、みんなが使えるものに戻して戦い直そう、ぐらいのつもりですけどね。

──あのアルバムは巨大すぎますよね。

オハラ めちゃめちゃいいんですけどね。ただ、みんな囚われてる。それがあんまり良くないというか。誰が囚われてるって名指しで批判するとかそういうことじゃないですけど。囚われてしまうんですよね、あまりにも良すぎて。それを解決するための“Loveless”ということで決まった感じで。だからMoritaSakiのメンバーとBlue teaのメンバー全員の総意というか、「それでいきましょう」って頷けるものだった。

イシハラ だから直球なんですよね。全ての意味を内包した、変化球も全部押さえた太い直球。

オハラ 反則ですけどね。

イシハラ 反則級のド直球をやりたいっていう。

──それこそ去年MoritaSakiにインタビューしたときに、リクさんが「これだと思ったことしかやらない」って言ってたと思うんですけど、まさにそういうことだなと。

イシハラ でも1回目の会議は全然まとまらなくて。“モリブル会議”って名前のグループLINEがあって、そのメンバーで来れるやつだけ集まって飲み会しながら話し合った時は、「適当にThe Clashの曲名から取るか」みたいなことを言ってたのが一番マシな候補で。

オハラ 僕その時行けなかったんです。で、グループLINE見てたら企画名がラーメン屋の名前になりそうになってました。Blue tea全員が好きなラーメン屋で。「え、ツーマンのタイトルそれなん?」って。

イシハラ Blue teaが全員好きで、しかも俺んちの近くにある。だからBlue teaとMoritaSakiの接地点としてはいいんじゃんじゃないかって。まあ1回目の会議はゴミ出し用ですね。頭ん中からゴミを全部捨てて、その後「これじゃ良くない、頑張らないと」って思って生活していく時に、ひらめきのように全ての意味に合った言葉が降りてくる、っていう。

オハラ 僕が参加した時はクリーニング済みのリクさんだったんですね。笑

──1回ゴミ出しの会議するのいいですね。

イシハラ 1回目で決めようと思わない方がいいですよ。集まれるメンバーだけで1回ゴミ出しして、2回目以降で真面目に考えるっていうのが絶対いいですね。

■ より広がりを求めてる

──今回のツーマンは、ゲストとして大阪はDJでkiongさん、東京はRAYがそれぞれ出演します。それぞれどういう経緯で決まったんですか?

イシハラ 最初はそれぞれ1バンドずつ呼べたらいいかなって思ったけど、ツーマンとしてのしっくり具合を考えた時に、俺らとBlue teaで綺麗に凪になりすぎてるんですよね。さっきも言ったように、本質的に同じことをやってるから。でも感覚としては同じことをやってるけど、上手く真逆で陰陽のバランスが取れてる位置にいる。そうやって釣り合ってる中に何かを入れると、その影響がすごくその場に出ちゃうから、全然何を考えてもピンとこなくて。それで南さんから「RAYとかどう?」って話が出た時に、すごくいいかもと思えて。

オハラ 陰陽で言うと、どっち側でもないし。

イシハラ 色がない。

オハラ バランスが崩れることもない。

イシハラ バンドじゃない形だからこそ、俺らの精神性にも合うものだと思うし。それこそRAYっていろんな文脈を使って、越境みたいなことをすごい考えてるアイドルだと思うんですけど、そういう精神性も合うし、バンドじゃないからどっちの空気にもならないし、あくまで別のレイヤーで重なってるものとして扱えるというか。だから「スペシャル・ゲスト」って言いやすい。DJも違うレイヤーでの重なりだと思うんですよ。音楽としてはそれなりに両バンドとの親和性がありつつ、その周囲にあるいろんなシーン像とかの中において、特にRAYって良くも悪くも象徴的かな、みたいな。

オハラ バランスが取れてる気がしますね。大阪も東京も。MoritaSakiとBlue teaの“Loveless”っていう色に全員が入っていって、統一される。「ここにこの色が入るのか?」みたいにはならなくて、「逆にその色が美しいよね」ってなる。みんな綺麗になれて面白い。ありきたりな色合いで構成されてないけど、すごく美しいものだと感じられますね。

──必然性がありつつ、しっかりはまってますね。

イシハラ 今すげえいい表現が思い浮かびました。RAYはトランプのジョーカーって感じですね。他のマークでも数字でもなくて。あんなワイルドカード感ある存在もいないから。これを境にRAYはワイルドカードであるということを武器にしていってほしい。

オハラ 大阪はDJなんで、またRAYとは全然違う融和性を持ってて。大阪もいいっすよ。

──kiongさんはODDLYっていうバンドのメンバーですよね。

イシハラ そうですそうです。Blue teaのベースのリッキーが「DJを呼びたい」ってずっと言ってて。それでいろいろコンタクト取ったりしてくれて、なのであの辺りはリッキーの仕事ですね。俺はODDLYのことは最近知りました。

オハラ 僕は一回ライブとDJを観に行ったんですけど、もちろんシューゲイザーではないんですよ。でもそれこそRAYとも共通すると思うんですけど、僕らにシンパシーを感じてる人だったら好きだろうなって。レイブとかドラムンベースとかの雰囲気があるプレイをする印象なんですけど、あくまでそれはシューゲイズ、グランジ、オルタナって言ってるのと一緒で。別にそれ自体は関係なくて、同じような精神を持ってる人なら面白く感じて、居心地が良くなるだろうなと思ったのでオファーしました。バリかっこいいです。あんまりいない感じですね。

──2公演ともめちゃ楽しみですね。

オハラ ワンマンライブとかツーマンライブって、いつものお客さんに「ありがとう」って伝えるというか、いわゆるファン・ミーティングみたいなイメージだと思ってるんですね。ただ、僕らの今回のツーマンは、外に向けて押し出していく意味合いが強いのかなって。DJだったりRAYだったり、“Loveless”の意味だったり、そういうのが一つ一つパーツとなって、「この2組でやっていきます、よろしく!」みたいな感じ。より前へ前へ出てる。僕らは音源からスタートしてるバンドだったんで、全部の動きが他のバンドとちょっとずつ違ってて。すぐMoritaSakiに企画に呼んでもらったり、Ringo DeathstarrのOAに出たり。だから「あんまり実力に伴ってないのに」みたいな気持ちもあるので、より広がりを求めてるのかなと思います。そんな感じでワクワクしてますね。

──確かに内輪で楽しむっていうより、外への力を強く感じますね。

オハラ 仲良くしてるバンドどうしで肩を組み合うんじゃなくて、「リクさん、行きましょう!」みたいな。特にBlue teaは拠点を東京に移すので、そういう意味合いも強いですね。

■ 言ってることとやってることが違ったら2個取れる

──最後に、それぞれのバンドの現状と今後の予定を教えてほしいです。まずBlue teaはどうでしょう?

オハラ 今制作してて、シングル出したりとか(2月1日にリリース予定)、PVも久々に撮ろうかなと思ってます。2月は東京でライブ(2月21日開催、新宿LOFT × Gill Snatch pre.「破壊と創造」)もあるので、色々と動き出す感じです。

──引き続き精力的にライブも含め活動する感じですね。

オハラ そうですね。ライブは東京中心になるとは思うんですけど。今まで以上にいろんなところでする感じですね。

──MoritaSakiはアルバムを作ってるとか。

イシハラ 最近はアルバムを作ってますね。笑

──あんなに「EPしか作らない」って言ってたのに。

イシハラ そうそう。「アルバムなんてクソだ」くらいのつもりだったんですけど。

オハラ そんなこと言ってたんですか。笑

イシハラ 「EP聴くのが一番好きだ」みたいなことを言ってたんですけど。まあでも、1回言ったらもういいかなって。笑 最近「言ってることとやってることが違ったら2個取れる」っていうのをテーマにしてて。有言実行って1個しかタスク達成できないんですけど、言ったこととやってることが違ったら結果を2個ゲットできるんすよ。有言実行とかマジで非効率だし。もちろん有限不実行より実行の方がいいけど、俺はもう「有言別実行」っていうのを最近の軸として使ってますね。口と行動で2個、結果を取る。有言実行をテーマにしてるパワフルな友達がいて、そいつへのカウンターでこういうことをやってます。

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──もうそのままどんどん突き進んでほしいっすね。笑 もしかしたら年内リリースですか?

イシハラ 遅くても夏には。

──じゃあまた夏頃に『nevv you』にも呼びますね。

イシハラ 是非是非。もう曲は出揃ってて、仮のレコーディングみたいなのを始めてるところです。なので全然いけるかな。

オハラ 激アツじゃないですか。

イシハラ あと、俺たちの2024年の目標として、「ライブバンドになること」っていうのをイメージとして持ってて。ライブに向けて完璧に準備したり曲をしっかり出力しても物足りなさがあって、「もうちょっと俺らが思うアツさが出たらいいな」みたいなことを言ってて。じゃあグルーヴを大事にしようとか、ライブに対して色々考えた結果、「原因、曲じゃね?」って。「ライブがやりにくい原因は、曲がライブ向きじゃないから」ってなって、ライブでやりやすい曲も作っていきたいっていうのでアルバムを作りたくて。自分たちの出してる音との付き合い方を考えるようになってきたのが、今後の動きにすごく影響してくるんじゃないかと思いますね。

◯ 2024年1月6日 Google Meetにて

■ Event

Blue tea × MoritaSaki in the pool
2 man live tour “Loveless”

[大阪公演]
2024/02/10(sat)
@大阪 梅田Zeela
w/DJ:kiong
開場18:00 / 開演19:00
[TICKET]
ADV ¥3,000
e+ / 各バンド予約

[東京公演]
2024/03/29 (fri)
@東京 高円寺HIGH
w/SPECIAL GUEST:RAY
開場18:00 / 開演19:00
[TICKET]
ADV ¥3,000
e+ / 各バンド予約

■ Release

Blue tea – Meaningless Message

□ レーベル:Self Released
□ 仕様:Digital / CD
□ リリース:2021/08/10

□ トラックリスト:
1. Cold Summer Time
2. Afterimage
3. Left Behind
4. Mobius
5. Wonder Why
6. Still In A Dream
7. Reason
8. Little By Little
9. Ricky’s Cardigan (CD Bonus Track)
10. Sweet Stupid Song (CD Bonus Track)

https://linktr.ee/blueteajp_

MoritaSaki in the pool – Ice box – EP

□ レーベル:Self Released
□ 仕様:Digital / CD
□ リリース:2023/07/02

□ トラックリスト:
1. plasticsummertime
2. Ice box
3. For Jules
4. marble (before “I irk Saki.”)

https://www.tunecore.co.jp/artists/MoritaSaki

Author

對馬拓
對馬拓Taku Tsushima
Sleep like a pillow主宰。編集、執筆、DTP、イベント企画、DJなど。ストレンジなシューゲイズが好きです。座右の銘は「果報は寝て待て」。札幌出身。